기술자의 윤리
技術者の倫理- 목차
목차
內容
近年の倫理にかかわる事件を見るまでもなく, 倫理観はエンジニアとして身に付けていなければならない基本的な素養である。 本書は, 倫理にかかわる問題について, 基礎的・理論的なポイントおよび数多くの事例を抽出してまとめた。
目次
第1 章 なぜ,技術者の倫理が問題になるのか
1 . 1 はじめに
1 . 2 技術の発展を振り返る
1 . 3 現代における技術の副作用の出現
1 . 4 技術者倫理のもう一つの背景
第2 章 倫理とはなにか
2 . 1 はじめに
2 . 2 総論としての倫理
2 . 3 「倫理」という言葉の意味
2 . 4 倫理成立の根源的条件
2 . 5 倫理とは独我論的立場とは相いれないこと
2 . 6 「モラル」や「マナー」としての倫理
2 . 7 根源的規範
2 . 8 「人間」という共同体に成立する倫理
2 . 9 まとめ
2 . 10 補論
第3 章 技術者とはなにか
3 . 1 プロフェッション
3 . 2 技術者はプロフェッショナルか
3 . 3 現代社会と技術者
3 . 4 技術者資格の国際比較
3 . 5 基礎教育と資格との関係
3 . 6 おわりに
第4 章 歴史の中の技術者
4 . 1 技術と歴史
4 . 2 中世ギルドの技術者
4 . 3 新しい技術の時代?近代科学の登場(17 世紀)
4 . 4 近代国家の誕生と科学技術
4 . 5 日本における技術者教育の進展
第5 章 技術者倫理と企業倫理
5 . 1 経営の論理と技術者の倫理の対立
5 . 2 問われる企業の倫理的責任
5 . 3 企業における倫理向上,法令遵守活動
第6 章 内部告発の倫理
6 . 1 内部告発とはなにか
6 . 2 なぜ,内部告発が問題なのか
6 . 3 日本における内部告発の事例とその特徴
6 . 4 内部告発の倫理の考え方
6 . 5 内部告発をめぐる制度
第7 章 製造物責任
7 . 1 PL 法の考え方
7 . 2 製造者に要求されること
7 . 3 だれのための製造物責任か
第8 章 知的財産と営業秘密
8 . 1 知的財産権の考え方
8 . 2 知的財産の諸問題
第9 章 安全性とリスク
9 . 1 安全とはなにか
9 . 2 リスクの考え方
9 . 3 リスクの考え方の実際
第10 章 環境・資源の倫理
10 . 1 はじめに
10 . 2 世代間の倫理
10 . 3 自然それ自体の価値
第11 章 研究の倫理
11.1 科学者と技術者
11 . 2 研究の倫理とは
第12 章 日米を軸とした国際化と異文化摩擦 ?見える文化と見えない文化
12 . 1 多民族国家米国から見える「国際化」
12 . 2 日本と米国の比較
12 . 3 エンジニアの“こくさい”パスポート
12 . 4 プロスペクト
第13 章 生命・医療と倫理
13 . 1 生命倫理とはなにか
13 . 2 生命倫理の問題
13 . 3 技術者と生命倫理
第14 章 意図せざる技術流出
14 . 1 グローバル社会におけるものづくりの現状
14 . 2 金型技術
14 . 3 意図せざる技術流出の実態
14 . 4 意図せざる技術流出に対する対策
14 . 5 不正競争防止法の改正
14 . 6 日本の企業の技術流出防止対策
第15 章 自動車の欠陥を隠して人身事故が発生
15 . 1 はじめに
15 . 2 リコール制度
15 . 3 ある自動車の不具合情報隠し事件
第16 章 水の安全性
16 . 1 はじめに
16 . 2 上水の管理
16 . 3 公害の発生と規制
16 . 4 技術者の倫理
16 . 5 水質汚染とその改善
16 . 6 リスクとベネフィット
16 . 7 水質基準とその課題
第17 章 フロンによる地球環境破壊と排出規制
17 . 1 フロンとは
17 . 2 オゾン層の形成と破壊
17 . 3 代替フロン
17 . 4 世界的なフロン規制の動き
17 . 5 責任の差異による規制義務の分担
17 . 6 日本におけるフロン排出規制の法制化
17 . 7 ノンフロン製品
17 . 8 環境NGO,個人の役割
17 . 9 開発技術者の立場
第18 章 化学物質のリスク
18 . 1 化学的世界
18 . 2 わが国における化学物質による悪影響
18 . 3 リスク
第19 章 リサイクル
19 . 1 社会システムの変化は資源の枯渇と環境負荷の増大とをもたらした
19 . 2 なぜ,リサイクルなのか
19 . 3 リデュース,リファイン,そしてリサイクル
19 . 4 リサイクルとは
19 . 5 各材料系のリサイクルの現状
19 . 6 プラスチックのリサイクル,すべきか否か
19 . 7 技術者,研究者となるみなさんへのメッセージ
第20 章 ペンティアムプロセッサの不具合
20 . 1 概要
20 . 2 事実関係
第21 章 建築と技術者倫理
21 . 1 倫理と工学
21 . 2 建築における技術者倫理とは
第22 章 鋼構造建物の溶接不良
22 . 1 はじめに
22 . 2 阪神淡路大震災での被害事例(事実関係)
22 . 3 結び(ここであなたはなにを学んだか)
第23 章 タコマ・ナロース橋の崩壊
23 . 1 はじめに
23 . 2 タコマ橋の落橋とは(事実関係)
23 . 3 倫理的な検討
23 . 4 結び(ここであなたはなにを学んだか)
第24 章 建設工事の失敗と技術者の倫理
24 . 1 はじめに
24 . 2 建設工事の事故(1) ケベック橋の崩壊
24 . 3 建設工事の事故(2) 地下工事の事故
24 . 4 建設工事中の事故の事例(3) 欠陥生コンクリートによる事故
第25 章 文化財保存 歴史的建築物の保存と都市開発
25 . 1 歴史的建築物と文化財保護法
25 . 2 歴史的建築物と都市開発
25 . 3 日本工業倶楽部会館 建物の概要と保存の経緯
25 . 4 構造安全性・保存と技術者倫理
25 . 5 都市計画における建物の収益性と技術者倫理
25 . 6 建築設計と技術者倫理
25 . 7 建築の質を高める技術者の態度
第26 章 シックハウスと建設混合廃棄物
26 . 1 はじめに
26 . 2 シックハウス問題の典型的な事例
26 . 3 住宅内装の解体および施工の事例
26 . 4 結び(ここであなたはなにを学んだか)
第27 章 建築における環境問題と倫理
27 . 1 建築技術者と建築家
27 . 2 環境と建築
27 . 3 環境にかかわる建築技術者倫理・建築家倫理
27 . 4 環境にかかわるわが国の建築の問題
付録
索引