환경의 해석학 : 건축으로 부터 풍경으로
環境の解釈学 : 建築から風景へ- 목차
목차
內容
「環境と私」をテーマに、 建築、 ランドスケープ、 景観工学、 精神病理学、 哲学の第一線で活躍する執筆陣が、 実践と作品を通して学生に語る講義、 および仏人哲学者フィリップ・ニスとの対談集。 「解釈とは、 あらゆるものを新たに見ること、 テキスト・作品・人との予期せぬ出会いによって変化する自分を発見することである」という姿勢が一貫する
目次
1. 環境とあいだ 木村 敏
1-1 〈あいだ〉の共有
1-2 〈あいだ〉の喪失と離人症
1-3 和辻哲郎の〈風土〉と自然
1-4 西洋の公園と日本の庭
【対談】
私的領域の価値 西洋における〈自然〉の概念の変容
再考・人間と自然との関係
人間と歴史、自然、自由
西洋の庭と都市――パブリックな建築・プライベートな庭
科学の公共性と個人のプライバシー
〈自己〉と〈われわれ〉
日本人は公共的観念に欠けるのか
2. 環境とランドスケープ 三谷 徹
2-1 環境を風景に
2-2 三つのキーワード
2-3 モノではなくコトとしての空間
〈つくば研究所の中庭〉〈空を映す屋上庭園〉
〈イザール河オフィスパークの畑のパターン〉
2-4 大地から掘り出される空間
〈「風の丘」のアースワーク〉〈播磨の原っぱ広場〉
2-5 支柱や散水をデザインする
2-6 伝統庭園のなかの工夫
2-7 農地という庭園
【対談】
自然・詩・技術 アメリカの空間体験
プリミティヴィズムの感性
敷地のもつ文脈とメディア・言葉
土地を体験的にみることから出発する
ヨーロッパとアメリカのポストモダニズム
3. 環境と景観 中村良夫
3-1 環境はどのようにして景観になるか
3-2 場所と景観はどう違うか
3-3 人間の視野と身体の痕跡
3-4 連続的な空間に区切りを入れる
3-5 身体からひろがる景観
3-6 相互テキスト性
3-7 景観のクリスタリザシオン
【対談】
―景観から風景へ 日本と西洋の庭・景観の評価
風景の解釈と言葉
ゼロ記号――記号の堆積とその放棄
禅の庭とゼロ記号
言語化できない「味わい」を言葉にする術
空間の古典とは何か
西洋の都市と日本の都市の伝統
はじめに庭ありき
4. 環境と建築 内藤 廣
4-1 契機――wTC崩壊
4-2 テクノロジーの一般性と人間のあいまいさ
4-3 建築――空気をつくり出すハードウェアとして
4-4 建築のオリジナリティー
〈海の博物館〉〈安曇野ちひろ美術館〉〈牧野富太郎記念館〉
〈倫理研究所富士高原研修所〉〈最上川ふるさと総合公園センターハウス〉
【対談】
―建築に至る空間体験 モダンテクノロジーは「透明性」に向かうのか
コンテクストはわれわれのなかにある
建築物の存在感について
5. 環境・場所・世界 風土の美学 大橋良介
5-1 風土の美学――四つのエレメント
5-2 風の美学
5-3 水の美学
5-4 火の美学
【対談】
―文化の差異とコレスポンデンス 自然と文化の関わり方を問い直す
ギリシアのルーツに返る――自然の要素の詩学
コレスポンデンスをどこで見つけるか
日本の水経験、倫理観、清潔感について
西洋の水経験――エコ・シンボル/プラトンの詩的次元を探る
〈解題〉解釈学の地平における「環境」の問題フィリップ・ニス【訳】田路貴浩