신건축 : BCS 50
新建築 : BCS 50목차
內容
本年で50回を数える建築業協会賞[BCS賞]は、1 960年[昭和34年]の第1回以来、 毎年国内の優秀建築を表彰し続けてきており、 その受賞作品数は 801点におよびます。 デザインのみならず「企画・設計・施工・管理等、建築に関わる全プロセス」を評価することで選出された受賞作品からは、「時代の要求」を垣間見ることができます。
本誌は、 こうしたBCS賞受賞作品を「経済・社会的側面から見る日本建築の50年」「デザイン・計画史」「構造史」「設備史」「施工史」という5つの軸[TOPIC]によって紡ぐことで「日本現代建築の50年」をまとめました。 各分野の第一人者による論文のほか、 巻末には全受賞作品のデータを収録した、 資料的価値の高い1冊です。
目次
巻頭対談
グローバル化時代に考えるニッポンの建築と建設業
伊東豊雄[建築家] + 山内隆司[建築業協会 会長/大成建設 社長]
特別対談
BCS賞のあゆみと次代への展望
香山壽夫[建築家] + 竹中統一
[建築業協会 優秀建築表彰委員長/竹中工務店 社長]
Topic 1
経済・社会的側面から見る日本建築の50年
論文執筆|松葉一清[武蔵野美術大学 教授]
60s|黄金時代 経済成長とモダニズムの共振
70s|変化の徴 万博後の経済・社会、そして建築
80s|膨張する経済 動き出す都市と反近代の潮流
90s|バブル経済の崩壊とグローバリズムの台頭
00s|再構築への模索 都市・地方、建築に吹き込む命
Topic 2
デザイン・計画史
論文執筆|馬場璋造[建築評論家]
60s|近代化の実現
70s|成長から成熟へ
80s|円熟、そして次代への萌芽
90s|多様化する建築
00s|環境の世紀を迎えて
Topic 3
構造史
論文執筆|川口衞[構造家]
60s|新しい大空間構造と超高層への挑戦
70s|超高層技術の進展と次代の種
80s|多様化する構造技術
90s|膜構造の隆盛
00s|構造が拓く新しいデザイン
Topic 4
設備史
論文執筆|石福昭[建築設備設計家]
60s|ファンコイルユニット・単一ダクト方式の主流化
70s|設備の工業化を促進した超高層ビル
80s|普及する省エネルギー技術
90s|技術革新による「持続可能な開発」への貢献
00s|共生・ハイブリッド化の進展
Topic 5
施工史
論文執筆|嘉納成男[早稲田大学 教授]
60s|近代的施工技術の確立
70s|機械化・工業化の進展
80s|建設ロボットとCADの登場
90s|環境・省資源化への取り組み
00s|3次元CADと計測技術の発展
巻頭資料
建築業協会賞受賞作品一覧